家を売る際には不動産売却の流れを把握しておくことが大切です。流れを把握しておくことで売却スケジュールを立てることができ、時間的・精神的にも余裕をもち、より有利な条件で家を売ることができます。
高額な買い物となる不動産は売る方も買う方も慎重になるものです。トラブルや後悔のない売却を行うためにも、不動産売却のノウハウを知り、売主として心構えをしておきましょう。
ローン残債確認
必要書類の準備
買取or仲介
価格決定
仲介の場合
販売活動
契約書への記名押印
手付金or買取金
契約書への記名押印
手付金or買取金
譲渡所得がある場合
確定申告が必要
売主
不動産会社
買主
「仲介」での売却方法は、不動産会社に不動産の価格査定をしてもらい、買主を探して売却します。一度媒介契約を結べば、販売活動だけでなく、売主と買主とのトラブルの仲介や、取引条件の調整なども不動産会社が行います。
「仲介」は買主が見つかるまで時間はかかりますが、希望額に近い価格で売ることができるので、売却価格を重視する場合は「仲介」が良いでしょう。
複数の不動産会社と契約を結ぶことができるので、より多くの人に知ってもらえるというメリットがあります。
また、不動産会社を仲介せずに直接取引が認められているため、自分で買主を探すことも可能です。個人間で取引した場合は仲介手数料が発生しないので、経費を抑えることができます。購入見込みのある人が身近にいる場合は一般媒介契約が向いていると言えるでしょう。
1社のみの不動産会社に依頼する媒介契約ですが、一般媒介契約と同様に売主自身で買主を探すことも可能です。不動産会社には2週間に1回以上、業務の状況を報告する義務があるので積極的な売却活動が期待できます。
1社のみの不動産会社に依頼する媒介契約で、売主自身で買主を探す行為が禁止されています。買主を見つけても必ず不動産会社を通して売却しなければいけません。業務状況は1週間に1回の報告義務となっているので、より積極的な売却活動が期待できます。
売主
不動産会社
買主
不動産会社と直接価格を交渉し、不動産会社が買主となります。交渉がまとまり契約を行えばすぐに現金化することができます。仲介手数料がかからない、近隣の人に知られずに売却が進められるというメリットがありますが、売却価格が安くなってしまうことが一般的です。
買い手
△広告掲載して探す
仲介手数料
○不要
売却期間
○短い
契約不適合責任
○免除
売却事実
○知られない
売却価格
×市場価格より1~3割安くなる
こんな方にオススメ
現金化を急いでいる方、
計画的に住み替え予定の方
ローン特約
×なし
買い手
○不動産会社が買主
仲介手数料
×必要
売却期間
×いつ売却できるか確約がない
契約不適合責任
×あり
売却事実
×知られる
売却価格
○市場価格
こんな方にオススメ
時間と手間がかかっても、
とにかく高い金額で売却したい方
ローン特約
○あり
所得税・住民税
個人の所得にかかる税金、都道府県や市区町村に納める税金です。
印紙税
契約書に貼る収入印紙に必要です。1,000万円~5,000万円以下の場合10,000円です。
消費税
不動産売却にかかる仲介手数料、司法書士に支払う手数料など
取引物件価格が400万円超の物件の場合
売買価格の3%+6万円+消費税
住宅ローンが残っていた場合「抵当権抹消登記」を司法書士に依頼します。
手数料相場は3万円~10万円です。
廃棄物の処分、敷地の測量、建物の解体、ハウスクリーニングなど